いちご倶楽部を取材した様子をお届けします。
いちごの栽培は10月初めの苗定植から始まります。取材先では高設ベンチに植える作業しやすい高設栽培を手掛けています。ハウス内に設置された巣箱から飛び立ったミツバチが次々と受粉し、2~6月に収穫期を迎えます。4~5月のピーク期には夜明け前の早朝から収穫・パック詰めに追われ、パック詰めしたいちごは10時過ぎには出荷します。また、夕方には再度収穫して冷蔵庫で保管し、翌日の出荷に備えるとの事です。1シーズンで約2トンを市場や直売所に出荷しています。
取材先のこだわりは温度管理。寒い時期は株元に埋めた電熱線をタイマーで動かし、日照時間や気温を見ながら温めています。また、4月以降は逆に熱くなりすぎない様に注意しています。大きく育ったいちごは主に市場に出荷されますが、小ぶりのいちごは「お弁当に入れやすい」と好評で、直売所に並ぶとすぐに売れていきます。最近は休校で自宅にいる子どもたちの、手軽なおやつ兼ビタミン補給としても好評との事です。