佐渡産しいたけの収穫・出荷が始まりました!平場など成長が早い所は次々と収穫され、直売所や店頭に生しいたけ、乾しいたけが並んでいます。
写真はしいたけの生産者部会(食茸倶楽部)を取材した時のものです。山間部のため成長は遅めですが、じっくりと育った身は肉厚でうまみがたっぷり♪
椎茸を植菌する原木は通常、稲刈りが終わった10月頃に木を伐採してそのまま30~40日ほど放置し、その後玉切り(90cmほどの長さに切り揃える)を行います。加工柿など他の作業が忙しい時は11月後半頃に伐採し、続けて玉切りして日陰に放置します。原木を放置することで木の中の水分が程よく飛ぶため、椎茸の菌糸が原木の中心部まで伸び、木の養分を余すこと無く使い大きく成長します。
寒くて他の菌が繁殖しにくい時期に椎茸の種駒を、原木1本あたり30個ほど打ち込みます。その後、原木を重ねて乾燥しない様にシートで覆い、梅雨前まで寝かせることで椎茸の菌糸をしっかりと定着させます。菌糸が定着した原木を「ほだ木」と呼びます。梅雨前にほだ木を風通しが良い林に並べます。古ほだ(2年目以降のほだ木のこと)は秋雨の時期に天地返し(上と下をひっくり返す)を行います。ほだ木に天地返しやハンマーで叩くなど刺激を与えることで椎茸の発生が促進されます。
収穫期は3~4月頃で、収穫した椎茸は乾燥機で20~30時間ほど乾燥させて市場や直売所に出荷されます。椎茸が発生する様になったほだ木は2~3年ほど繰り返し収穫できます。
旬のしいたけは佐渡バターでソテーにしたり、薄切りにして根菜や海藻と炊き合わせたり、と美味しい食べ方は盛りだくさん!
通販サイト「さどまるしぇ」で乾しいたけが購入できますのでご利用ください♪
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