若杉ばあちゃん食養生を語る／若杉友子さん講演会

　佐渡市潟上のトキ交流会館で８月３０日、若杉友子さん（７７）の講演会が開催されました。

この講演会は佐渡GSHクラブ（Gross Sado Happiness = 佐渡島総幸福度）が主催したもので、島に生きることの「幸」をより多くの人が感じられるように、と「米と野草で元気に長生き」を題名に講演を行ったところ、２００人が収容できる大ホールで立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。

　１時間半の講演では米食による体温上昇で健康維持と出産促進、アメリカセレブに人気のマクロビオティック（玄米食）、野草や食の取り合わせと病気への対応といった話題を展開して米食と自然食の大切さを熱心に説き、会場でスクワットして見せるほどの健康ぶりをアピールし会場を沸かせました。

講演後の質疑応答では老若男女から次々と挙手があがり、子どもの離乳食から野草のおすすめ、高血圧に効く食事などの様々な質問に１件ずつ丁寧に答え、佐渡汽船の時間ぎりぎりまでお話頂きました。

　主催のGSHクラブ代表、齋藤真一郎さん（５２）は「１０年ほど前の米生産者と支援者の交流会の時に若杉さんの交流会と試食会に参加したのがきっかけで、今回１０年越しに佐渡での講演会に漕ぎ着けました。佐渡はあまり野草が利用されていないので、この講演を機に周りに野草や恵まれた環境がある事を知ってもらい、うまく利用して健康に過ごしてほしいという想いから企画しました。若杉さんに初めてお会いした時よりも今の方がはつらつとしていて、その健康な姿が話す内容を雄弁に証明しています。」と話しました。