JA佐渡は27年産米の初検査を9月9日、畑野検査場で行いました。
検査対象は島内全域から出荷された「こしいぶき」490袋(1袋30kg)、「五百万石」318袋で、一等米比率は93.3%と昨年度を上回りました。事前に民間検査機関で行われた放射性物質調査では、27年度産米からは有害物質は検出されず安全が確認されています。
検査に先立ち経営管理委員齊藤会長は「今日の初検査では是非、昨年以上の結果であって欲しい。盆以降から降雨が続き、農家の皆様は刈り取りに苦労されているが、刈り遅れにならない様に適期収穫を心掛けて欲しい」とあいさつをしました。
初検査結果について検査員は「8月後半からの日照不足により粒張りを心配したが、両品種とも粒張り、粒揃については平年並の状況です。こしいぶきについては、出穂前後の高温の影響と思われる基部未熟粒と背白粒の複合した未熟粒の発生が見られ、また五百万石については、カメムシの被害による着色粒があった。こしいぶきの刈り遅れに注意し、適期収穫と適正な乾燥調整作業に努めて欲しい」と講評を述べました。
今年から検査員となった水稲指導課の吉田武史さん。 来年度の対策を考えつつも厳正な検査を心掛けています。 |