高千の競り市は年3回、4月・7月・11月に行われています。
競り市が始まる前は和気あいあい、島内外の業者や生産者が集まり、近況を交わす声も楽しげです。
市場脇では出品予定の子牛、雌子牛、成牛が100頭以上、出待ちしています。
スーパー佐渡牛認定制度で認められた繁殖雌牛「スーパー佐渡牛」から産まれた子牛のうち、外貌審査で発育、資質、品位が良好なものは「スーパー佐渡牛産子」として市場に上場されます。
JA佐渡 髙橋会長のあいさつで、いよいよ競り市が始まりました。
出待ちしていた牛は1頭ずつ、競り市会場に運ばれます。
良い牛を有利な条件で落札したい、と業者同士の駆け引きが続きます。
中には生産者との別れが分かるのか、悲しげに鳴きながら踏ん張る牛も・・・
佐渡の子牛は素直で肉質も定評があるので全国各地で育てられ、飛騨牛や松坂牛などのその土地のブランド牛として出荷される事もあります。